メディア界を牛耳るOtter Meddiaとピーター・チャーニンについて
Otter MeddiaのCEOが辞任というニュース。
このニュース自体は「そうなんだ〜」という感じなのですが、このOtter Mediaというのが、米モバイルキャリアのAT&Tと投資会社 The Chernin Group(TCG)のジョイント・ベンチャーなので、こちらを少しご紹介。
Otter Mediaといえば、YouTube最大のマルチ・チャンネル・ネットワーク (MCN)の「Fullscreen」を買収した企業として有名です。
そしてこの Otter Media を AT&T と一緒につくった TCG は、ニューズ・コーポレーションの元社長ピーター・チャーニンの投資会社。ここは、TumblrやSoundCloud、Flipboard など今をときめくメディア・カンパニーに投資しています。
チャーニン自身もPandoraやTwitter、そしてAmerican Expressのボードメンバーで、メディア業界の重鎮といった感じ。Mediumにも投資しています。
昨日のHuffPostの話でも出ましたが、「Fullscreen」や「Maker Studio」といったMCNは、スタートアップにおける最もホットな分野という評価から、次世代のメディアという確立した評価へと移ってきています。
MCN単体ではビジネスモデルなども未成熟でしたが、収益の多角化や伝統的メディア・カンパニー(AT&TやDisneyなど)とくっついたことで、可能性が広がっています。