Amazon Studiosにテレビ・映画業界の大物が続々移籍
テック業界とハリウッドの接近は、日々伝えられていますが、今度はAmazon Studiosが、「Disney ABC Television Group」のExecutive Vice President を務めていたアルバート・チェンと、インディーズ系映画製作・配給会社「ピクチャー・ハウス」のCEOだったボブ・バーニーを雇ったそう。
チェンは、DisneyやABCのコンテンツをデジタルに展開する役割を担い、その功績からプライムタイム・エミー賞を受賞した人物。
またバーニーは、2005年にタイム・ワーナーの子会社同士であるニュー・ライン・シネマとHBOが合併して創立されたピクチャー・ハウスの創業者。日本でも彼らのつくった映画『シルク』が公開されています。
Amazon Studiosは、20世紀から変化のないハリウッドによって牛耳られた映画制作のモデルに風穴を開けようとする、インターネット時代のスタジオという感じ。 コンテンツの内製がトレンドになり始めているテック業界では、彼らが大手メディアと組みながら(時には殴り合いながら)、新しいコンテンツ制作のスキームを模索しています。Amazon Studiosはその筆頭格という感じです。